2012年 06月 16日
ポセイドン・アドベンチャーの残酷
どもー。
この時期は巣立ったばかりの若鳥が多く、人間に興味津々で遠くに逃げもせず、こっちを見てくるので可愛いですw(鳥は基本的に頭の両側に目がついているので、片面をこっちに向けるのが、こちらを見ている状態)
それはさておき、映画「ポセイドン・アドベンチャー」
1972年公開のです。リメイク版は見る気にもならなかった。
リメイクされたのでストーリーをご存知の方もおられるでしょうが、簡単に書くと
航海中に大津波に襲われた豪華客船ポセイドンは、船底を海上にして転覆してしまう。
時は大晦日。船内では新年を祝うパーティーの真っ最中で、乗客の全てが大食堂に集まっていた。
逆転する天井と床。
傾く壁を転がり落ちる人々。
床に固定されたテーブルに取り残され、力尽きて落ちる人、その上に取り残される人。
ここまで書いてて、ふと思い出したのですが、高層ビルでのパーティーを舞台にしたゲッターロボGの「ブライ帝王の怒り」
石川先生、絶対この映画観てたろうなあw
ほとんどの乗客が、この時点で死亡。
そして、神に頼らず運命は自ら切り開くべき、という信念を持つ、やや異端とも言えるスコット牧師は、今や下層となってしまった食堂に残って助けを待つのではなく、海上に出ている、しかも一番鉄板の薄い船底のスクリュー部分(プロペラシャフト) へ移動しようと提案する。
が、ほとんどの人は彼に従わず(怪我人も多い為)、結局彼を含めた10人が船底を目指して上へ進み出した。
彼らがクリスマスツリーを逆に登って通路にたどり着いた時、キッチンボイラーの爆発によって大食堂に海水がなだれ込み、残った人々はー・・・。
さて、途中の詳しいあらすじも映画関係の話も、とりあえずここから先はあまり関係ないのです。
この映画には原作があります。ポール・ギャリコの小説です。
この小説自体を読んだことはまだないのです。自分にとってポール・ギャリコと言えば、
「トマシーナ」 とか「さすらいのジェニイ」 とか「本物の魔法使い」 とか、どっちかと言えば童話作家のような人だったわけですよ。 だからもう驚いたの驚かなかったの・・・。
で、その読んでいない小説のラストなんですが・・・
牧師たちは移動の途中で、大食堂から逃げ出せた他の人たちに一度会っています。
そして、一緒に行こうと誘うのですが、彼らは船員に従って下へ行くのです。
下からはどんどん水が上がってきています。彼らが助かるとは思えないし、実際映画では・・・。
ですが助かってるんですって。小説では他の人も助かるんだそうです。
牧師たちが命をかけて、仲間も亡くして目指した先に助けはありました。
でもそうではない人にも助けはありました。
牧師に従わなければ死なずにすんだ人もいたと思うと、自ら道を開く事にいったい何の意味があったのでしょうか?
それとも、そうしなければ、やっぱり救いはおとずれなかったのでしょうか?
私は時々このことを思い出す。
もともと創作ですから考え込むこともないのに思い出す。
前にもここに書いたかもしれませんが、ポール・ギャリコが言いたかったのは、いったい何だったんだろう。
わかるんですよ。でも、どうしてそういう展開にしたんだろう。しなければならなかったんだろう。
どうぞ、信念を持つ人達の上に救いあれ。
下に向かって行った人々も、おそらく「助かりたい」 という信念を持っていたでしょう。
スコット牧師、あなたのやった事とその信念が、決して無駄ではなかったことを・・・
で、なんで今日、こんなことを考えだしたんだ?
なんだったかなー、あったんです、同じように最後がなんとなく虚しい話・・・「デビルマン」 だ。
Twitterに美樹ちゃんのBotさんがいるんですよ。生首をアイコンにしててw ちょっと含蓄のある事を言って、最後に必ず「わかる?明くん。」 で締めくくるw
「デビルマン」 の最後はすごかったなあ・・・あんな虚しい、でも虚しいはずなのに未来を感じてしまうラストも他に無いですねえ。
ポセイドン・アドベンチャーの公開された頃はパニック映画が流行っていて、私はそれのハシリが超高層ビル火災を描いた「タワーリングインフェルノ」 だと思っておりました。
ところが今回これを書くのにWikiを見たら、こっちが先だったんですな!
この後に作られたのが「タワーリングインフェルノ」 でした。
「タワーリングインフェルノ」 は個人的に、すごいオススメ映画です。
映画の基本のようなモノが全て生かされた、良い映画です。
設定が古いでしょうけれど、それを踏まえて未見の方は是非、一度ご視聴のほどを・・・<(_ _)>
・・・・・・で、え、高層ビル? 落成式? パーティー?
石川先生、絶対観てたろw
つーか1974年なら、映画好きなら絶対に観てるはずな映画ですもんねえ、二つとも(;´Д`)
Web拍手ありがとうございました!(*´ω`*)ノ
この時期は巣立ったばかりの若鳥が多く、人間に興味津々で遠くに逃げもせず、こっちを見てくるので可愛いですw(鳥は基本的に頭の両側に目がついているので、片面をこっちに向けるのが、こちらを見ている状態)
それはさておき、映画「ポセイドン・アドベンチャー」
1972年公開のです。リメイク版は見る気にもならなかった。
リメイクされたのでストーリーをご存知の方もおられるでしょうが、簡単に書くと
航海中に大津波に襲われた豪華客船ポセイドンは、船底を海上にして転覆してしまう。
時は大晦日。船内では新年を祝うパーティーの真っ最中で、乗客の全てが大食堂に集まっていた。
逆転する天井と床。
傾く壁を転がり落ちる人々。
床に固定されたテーブルに取り残され、力尽きて落ちる人、その上に取り残される人。
ここまで書いてて、ふと思い出したのですが、高層ビルでのパーティーを舞台にしたゲッターロボGの「ブライ帝王の怒り」
石川先生、絶対この映画観てたろうなあw
ほとんどの乗客が、この時点で死亡。
そして、神に頼らず運命は自ら切り開くべき、という信念を持つ、やや異端とも言えるスコット牧師は、今や下層となってしまった食堂に残って助けを待つのではなく、海上に出ている、しかも一番鉄板の薄い船底のスクリュー部分(プロペラシャフト) へ移動しようと提案する。
が、ほとんどの人は彼に従わず(怪我人も多い為)、結局彼を含めた10人が船底を目指して上へ進み出した。
彼らがクリスマスツリーを逆に登って通路にたどり着いた時、キッチンボイラーの爆発によって大食堂に海水がなだれ込み、残った人々はー・・・。
さて、途中の詳しいあらすじも映画関係の話も、とりあえずここから先はあまり関係ないのです。
この映画には原作があります。ポール・ギャリコの小説です。
この小説自体を読んだことはまだないのです。自分にとってポール・ギャリコと言えば、
「トマシーナ」 とか「さすらいのジェニイ」 とか「本物の魔法使い」 とか、どっちかと言えば童話作家のような人だったわけですよ。 だからもう驚いたの驚かなかったの・・・。
で、その読んでいない小説のラストなんですが・・・
牧師たちは移動の途中で、大食堂から逃げ出せた他の人たちに一度会っています。
そして、一緒に行こうと誘うのですが、彼らは船員に従って下へ行くのです。
下からはどんどん水が上がってきています。彼らが助かるとは思えないし、実際映画では・・・。
ですが助かってるんですって。小説では他の人も助かるんだそうです。
牧師たちが命をかけて、仲間も亡くして目指した先に助けはありました。
でもそうではない人にも助けはありました。
牧師に従わなければ死なずにすんだ人もいたと思うと、自ら道を開く事にいったい何の意味があったのでしょうか?
それとも、そうしなければ、やっぱり救いはおとずれなかったのでしょうか?
私は時々このことを思い出す。
もともと創作ですから考え込むこともないのに思い出す。
前にもここに書いたかもしれませんが、ポール・ギャリコが言いたかったのは、いったい何だったんだろう。
わかるんですよ。でも、どうしてそういう展開にしたんだろう。しなければならなかったんだろう。
どうぞ、信念を持つ人達の上に救いあれ。
下に向かって行った人々も、おそらく「助かりたい」 という信念を持っていたでしょう。
スコット牧師、あなたのやった事とその信念が、決して無駄ではなかったことを・・・
で、なんで今日、こんなことを考えだしたんだ?
なんだったかなー、あったんです、同じように最後がなんとなく虚しい話・・・「デビルマン」 だ。
Twitterに美樹ちゃんのBotさんがいるんですよ。生首をアイコンにしててw ちょっと含蓄のある事を言って、最後に必ず「わかる?明くん。」 で締めくくるw
「デビルマン」 の最後はすごかったなあ・・・あんな虚しい、でも虚しいはずなのに未来を感じてしまうラストも他に無いですねえ。
ポセイドン・アドベンチャーの公開された頃はパニック映画が流行っていて、私はそれのハシリが超高層ビル火災を描いた「タワーリングインフェルノ」 だと思っておりました。
ところが今回これを書くのにWikiを見たら、こっちが先だったんですな!
この後に作られたのが「タワーリングインフェルノ」 でした。
「タワーリングインフェルノ」 は個人的に、すごいオススメ映画です。
映画の基本のようなモノが全て生かされた、良い映画です。
設定が古いでしょうけれど、それを踏まえて未見の方は是非、一度ご視聴のほどを・・・<(_ _)>
・・・・・・で、え、高層ビル? 落成式? パーティー?
石川先生、絶対観てたろw
つーか1974年なら、映画好きなら絶対に観てるはずな映画ですもんねえ、二つとも(;´Д`)
Web拍手ありがとうございました!(*´ω`*)ノ
by sibanagomi | 2012-06-16 04:22 | その他ネタ